八王子の堅い守備を破った東京がブロック決勝に進出!

先制ゴールを決めた東京14番五十嵐陽平

 9月12日、第100回全国高校サッカー選手権東京予選のブロック準決勝が行われ、東京八王子が対戦し、東京が八王子を2-0で下した。勝利した東京はブロック決勝に進出した。

 試合は、東京のキックオフでスタート。試合開始前から、お互いが相手の研究をしているのか、チームとしての狙いがはっきりした展開。東京は、高い位置から積極的にゴール前へボールを入れていく。対する八王子は、相手がボールを持つとブロックをかなり低い位置で作り全員で守備。ゴール前の最後のところで体を張る八王子守備陣に苦戦していた東京だったが前半25分、ゴール前に高い位置からクロスを上げると14番五十嵐陽平が頭で合わせて先制点。先にゴールを許した八王子だが、失点後も徹底してブロックラインを低い位置で形成して戦う。

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 後半に入ってからも、八王子のブロックラインは継続して低い。一方、東京は継続して高い位置からゴール前にいる選手へボールを供給。すると後半15分、東京が中央の高い位置からゴール前に縦パスを入れ20番川辺遥介がゴールを決め追加点を奪取。2点のリードを許した八王子は、守備の位置を前目にして攻撃に関わる人数を増やし得点を取りに行ったが、東京のゴールネットを揺らすことは出来なかった。結果、2-0で東京が勝利し、次戦へと駒を進めた。

東京 vs 八王子

 全体的な試合展開として、東京は状況を見て前が詰まっていたら空いている選手を探してパスを回し、相手を揺さぶりながら相手陣地に侵入し、高い位置からでもゴール前の選手がアクションを起こしていればクロスを上げていた。対する八王子は、相手にボールを持たせるのを承知でブロックラインをかなり低い位置で形成し、隙あればカウンターを狙った。

▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選