都立対決は高島に軍配。終了間際に途中出場の2年生、MF笹木天が劇的ゴール
都立高島イレブン(写真=石黒登)
9月19日、第100回全国高校サッカー選手権東京予選の1次予選ブロック決勝が行われ、都立高島と都立武蔵丘の都立対決は高島に軍配が上がった。
都立高島はキック精度の高いMF平野創士(3年)が左右に展開しながら幅を使ってアタック。10番MF小松﨑陸(3年)の突破や平野自身も積極的に前線に飛び出しゴールに迫る。一方、都立武蔵丘もしっかりと守りつつ、ショートカウンターから攻守でハードワークを見せるMF永沼楽生(3年)がワンチャンスを狙っていく姿勢を見せる。
後半は都立武蔵丘が攻めの姿勢を強めたことで一進一退の展開に。都立高島は後半38分、平野のミドルシュートが枠を捉えたが、都立武蔵丘GK重山武史(2年)が飛びついてパンチングで弾き、ゴールは許さない。その後のコーナーキックからの連続攻撃も都立武蔵丘ディフェンス陣が身体を張ってゴールを守るなど、このまま延長戦に進むものだと思われた。
都立武蔵丘 vs 都立高島(写真=石黒登)
それでもドラマは終盤に待っていた。都立高島は後半アディショナルタイム、途中出場のMF笹木天(2年)がゴールエリア前でボールを持つと、足に吸い付くようなスラロームドリブルから最後は右足で流し込んで待ちに待った先制点を決めた。これが決勝点となり1-0で勝利した都立高島が、4大会連続となる2次トーナメント進出を決めた。
(文・写真=石黒登)
▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選