両チーム互角の展開もチャンスを生かした山田が2-0で金岡を下し1回戦突破!
ゴールを決めて喜ぶ山田イレブン
9月19日、第100回全国高校サッカー選手権大阪予選の1回戦が行われ、山田vs金岡は後半2度のチャンスを生かした山田が金岡を2-0で下した。勝利した山田は2回戦で高津と対戦する。
今年のインターハイ大阪予選で4回戦まで勝ち上がった山田と昨年の選手権大阪予選で同じく4回戦まで勝ち上がった金岡の一戦は両チーム気持ちのこもった白熱の試合となる。まず攻勢に出たのは山田。8番MF寺西敦哉が左サイドを再三縦に仕掛けると、金岡もこれに対し9番DF谷原弦が粘り強く対応。一進一退の試合は金岡が右CKから2番FW中島琉翔がヘディングで惜しいシーンを作れば、山田も11番MF加藤麗門がシュートを放ちあわやのシーンを作る。しかし両チームともチャンスで決め切る事が出来ずに前半を終える。
後半に入っても展開は変わらず、両チームのGKのファインセーブもあり無得点の時間が続く。この緊迫した試合の均衡を破ったは山田の9番FW亀田友陽。52分、浮き球に合わせDFの裏に抜け出したFW亀田はGKが前に出てきたのを見計らってループシュートを放つ。これが綺麗にゴールに収まり山田が先制に成功する。
選手権大阪予選1回戦 山田 vs 金岡
先行を許した金岡もここから反撃に転じ、56分に7番MF三宅琉矢が裏に抜け出しシュートを放つもこれはDFにブロックされ、62分に11番MF守時佑星がGKの頭上を狙ったシュートもGKに指先で触られクロスバーに弾かれる。金岡が同点に追い付くのも時間の問題かと思われたが、逆にこのピンチを脱した山田に追加点が生まれる。66分、山田は左サイドから崩しチャンスを作ると、シュートのこぼれ球に反応したMF寺西が見事にゴールに流し込む。これで2点リードとした山田がその後の金岡の攻撃もDF陣がシャットアウト。
チャンスの数は変わらない両チームだったが、しっかり決め切った山田に軍配が上がり2回戦進出を決めた。チャンスは作っただけに悔しい敗戦となってしまった金岡だが、1.2年生が多いチームだけに今後に期待できる試合となった。
(文・写真=会田健司)
▽第100回全国高校サッカー選手権大阪予選
第100回全国高校サッカー選手権大阪予選