10月24日、第100回全国高校サッカー選手権大阪予選の6回戦が行われ、興國vs香里ヌヴェール学院は1-0で折り返した後半に3ゴールを重ねた興國が4-0で快勝。勝利した興國は準々決勝で大阪産大附と対戦する。

　川崎F内定の11番MF永長鷹虎が怪我から復帰した興國はJ内定3名が揃ってスタメンに名を連ねた。対する香里ヌヴェール学院は5回戦からスタメンを1名変更し20番MF久保田遥斗が先発出場。香里ヌヴェール学院はインターハイ予選でも興國に1-3で敗れており、リベンジに燃えてこの試合に挑んだ。

　試合は序盤から香里ヌヴェール学院の出足が良くイーブンの展開。香里ヌヴェール学院は11番FW後藤蓮斗がシュートチャンスを得るもゴールは生まれず。すると徐々にペースを掴んだ興國が前半終了間際に均衡を破る。39分、8番MF向井颯が前線に浮き球を送ると、DFのクリアが高く上がる。その落ち際を18番MF武本射雅がダイレクトボレーで右足を合わせると、このシュートがゴールネットを揺らした。MF武本の2戦連発となるゴラッソにより興國が貴重な先制点を手にし、1点リードで前半を終える。

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　後半に入ると試合の流れを掌握した興國がゴールラッシュをみせる。まずは46分、1年生の22番DF西岡隼平が自ら持ち上りシュートを決めて追加点。72分には3番DF坂本稀吏也が裏に出したボールに走り込んだ7番FW荒川永遠が倒されPKを得ると、これをMF永長がしっかり決めて3点目。試合終了間際の80+4分には左CKからマークを外してヘディングで合わせた4番MF宇田光史郎にもゴールが生まれ試合を締めくくった。

　リベンジに挑んだ香里ヌヴェール学院を退けた興國が4-0で快勝し準々決勝に駒を進めた。興國の次戦の相手は同じプリンスリーグ関西を戦う大阪産大附。この両者は今季プリンスリーグ関西第6節で対戦しており、その際はMF永長の1G2Aの活躍で3-0で興國が勝利している。

　(文・写真＝会田健司)