11月3日、第100回全国高校サッカー選手権青森予選の準決勝が行われ、八戸学院光星と野辺地西が対戦した。

　八戸学院光星は5-3-1-1と5バックのフォーメーション、八戸学院野辺地西は4-4-2のフォーメーションを採用。

　試合が開始されると、立ち上がりは一進一退の攻防。八戸学院光星は前半4分にFKのチャンスを掴むも活かせない。八戸学院野辺地西も前半9分にCKのチャンスを作るもノーゴール。

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　八戸学院野辺地西は前線へのロングパスを多用し、相手のエリアで勝負を仕掛けようとするも、5バックを敷く八戸学院光星はペナルティエリアへ侵入させず、チャンスを作らせない。

　八戸学院光星はボールを奪うとMF9椛本順哉（3年）に供給。そこにMF10久米田泰我（3年）やMF7下斗米颯汰（2年）、MF8阿部右京（3年）らが絡みゴールを狙う。しかし八戸学院野辺地西は高さと強さのあるMF木村大輝（3年）を中心とした守備陣が堅守を見せ、ゴールを許さない。結局前半はスコアレスで折り返す。

　後半に入ると主導権を握ったのは八戸学院野辺地西。ショートパスを多用しテンポ良く攻め始めると、セットプレーも含めチャンスを作り出す。すると後半18分、MF6田中真翔（2年）がゴール前でシュートを放つ。しかしこれは惜しくもバーを越えてしまい得点には至らない。

　八戸学院光星はカウンターを中心に攻撃。MF阿部がチーム初のシュートを放つもののノーゴール。結局両チームとも80分間では得点を奪うことができず、試合は延長戦に突入する。

　延長に入ってもなかなかチャンスを作ることができない両チーム。しかし延長後半に入ると、ようやく試合が動く。立ち上がり、八戸学院野辺地西は左サイドから攻撃を仕掛けると、アーリークロスをFW9町屋紅斗（3年）が押し込み、ついに先制する。

　八戸学院光星も必死にゴールを奪いにかかるものの、八戸学院野辺地西のディフェンスを崩すことができずタイムアップ。八戸学院野辺地西が1-0で勝利し決勝進出。大会24連覇中の青森山田と対戦する。