明秀日立が古河一をシュート1本に抑え3-0勝利!鹿島学園の待つ決勝へ

明秀日立イレブン(写真=矢島公彦)

 11月26日、第100回全国高校サッカー選手権茨城予選の準決勝第2試合がケーズデンキスタジアム水戸で行われ、全国選手権10回目の出場を狙う伝統のエンジのユニホームに身を包む古河一と5回目の全国大会出場を目指す明秀日立が対戦。明秀日立が古河一のシュートを1本に抑えて3-0で勝利し、鹿島学園が待つ決勝に駒を進めた。

 古河一のスターティングメンバーはGKが渡邉大輝、DFは中川剛、田中聡悟、鈴木奏汰、MFに山中勇人、海老沢快向、神坂葵生、塚越優也、高野勇人、FWは梅山輝斗、前田陸斗。対する明秀日立はGKが谷口璃成、DFは岩崎柊汰、木村海斗、長谷川皓哉、MFに大山比呂、村田楓太、中沢駿斗、山田翔遥、本橋雅人、FWには根本琳生、角遥夢が名を連ねた。

 3年連続で選手権準決勝での顔合わせとなった両校。過去2大会は明秀日立が勝利し、今年に入ってからは県リーグ1部で1度、そして令和3年度関東高校サッカー大会茨城予選決勝でも対峙し、両試合とも明秀日立が制している。

 明秀日立は前半11分にカウンターから左サイド10番MF中沢駿斗のロングフィードを9番FW根本琳生がワントラップして左足で強烈なシュートを放つも、古河一GK渡邉大輝がファインセーブ。対する古河一も11番FW梅山輝斗と27番FW前田陸斗にボールを集めるも、明秀日立は岡山内定の身長194cmのGK谷口璃成を中心に安定した守備でチャンスを作らせない。ともに得点なく前半終了かと思われたが、前半アディショナルタイムに突如試合が動く。6番MF村田楓太がゴール前に蹴りこんだボールを、9番FW根本琳生がトラップして反転し、右足で打ったシュートがゴールに吸い込まれ先制。FW根本の今大会初ゴールで明秀日立が1-0でリードし、前半を折り返す。

 後半は終了間際に先制した明秀日立のペースで試合が進む。後半6分には11番MF山田翔遥が鋭いドリブルでPA内に侵入し倒されるも笛は鳴らず。そして同18分に再び試合が動く。明秀日立はショートパスを繋ぎ、左サイドを攻略しボールを受けた9番FW根本琳生が早いクロス。そのクロスを途中交代で入った22番FW山崎翔太が体に当てて押し込み追加点。勢いそのままに同23分には、左サイドをオーバーラップしてボールを受けた途中交代で入った7番MFアウン・カリムのクロスを10番MF中沢駿斗が左足で合わせて3点目。明秀日立は古河一のシュートを前半の1本に抑えて3-0で勝利し優勝に王手をかけた。7年連続で決勝進出を決めた明秀日立は、昨年度優勝校の鹿島学園と全国切符をかけて12月5日に茨城頂上決戦に臨む。

(写真=矢島公彦)

▽第100回全国高校サッカー選手権茨城予選
第100回全国高校サッカー選手権茨城予選