得点に喜ぶ日大豊山

日大豊山、快勝で準々決勝進出を決める!

 11月28日、東京都第2区では新人選手権大会3回戦、日大豊山vs都立足立が行われた。
日大豊山は2回戦、足立学園と対戦し、2対2の末PK戦に突入、10対9の死闘を制してきた。一方の都立足立は都立向丘と対戦。1対0と接戦を制しての3回戦進出となった。

 13時28分に試合開始のホイッスルが鳴ってから、しばらくは中盤でのせめぎ合い。互いに攻めの姿勢を見せながら、どちらが試合の主導権を握れるかの探り合いが続く。

 試合が動いたのは26分、日大豊山9番が都立足立DF陣を引きつけたところに、フリーで走り込んでくる8番。ボールを受けると落ち着いてシュートを決め、日大豊山が先制に成功する。

 都立足立は失点にやや元気をなくしかけるが、都立足立10番が強いミドルシュートを放ちチームを鼓舞。都立足立日大豊山双方攻めながら前半はこのまま1対0と日大豊山リードで終了する。

 後半に入り、都立足立ベンチからは「相手よりも走れ」と指示が飛ぶ。早い時間に追いつくべくフィールドを駆ける都立足立だったが、日大豊山はGKを中心に守備陣が声をかけ合い的確にカバー。攻撃陣も自分で持ち込み積極的にシュートを放つなど、徐々に攻勢を強めていく。

 そして41分、日大豊山6番が都立足立守備陣の隙を突きゴール前にするすると走り込み、シュート。追加点を奪う。
尚も攻め続ける日大豊山は52分、左CKからゴール前真ん中で張っていた2番が体に当てゴール。都立足立は集中力が切れてしまったか、ゴール前に狙ったように飛び込んでくる日大豊山の選手たちをつかまえきれずフリーにしてしまい、この後55分、56分と立て続けにセットプレーから失点。後半だけで4点を奪われてしまう。その後なんとか1点を返そうと攻撃を繰り出すも、最後まで日大豊山守備陣の集中を崩すことは出来なかった。

 日大豊山が5対0と、前の試合のうっ憤を晴らすかのような快勝で準々決勝進出を決めた。

(文・写真 編集部)