勝利を喜ぶ海城

攻め続けた海城、虎の子の1点を守り切る!淑徳を下し準決勝進出!

 城北高校グラウンドで行われた東京都新人選手権大会準々決勝第2試合は、海城淑徳の対戦。海城は2回戦は不戦勝、3回戦は桜丘を4対0で下し準々決勝へとやってきた。
対する淑徳は、2回戦は6対0で都立板橋有徳を下し、3回戦では駿台学園を下した都立北園を2対1で破っての堂々の準々決勝登場。両校の戦いは、緊迫したものとなった。

 試合は一進一退。なかなか互いに主導権を持てない展開となる。そんな中海城は縦へのパスを多用。中盤でボールを拾うと前線を走らせ攻撃を繰り出し、徐々にラインを上げていく。攻める海城に、素早くカウンターを狙う淑徳という構図が出来つつあった。

 後半に入り、47分。海城8番がGKをかわし無人のゴールへとシュート。ゴールかと思われたが、惜しくもオフサイド。得点はならなかったが、海城の前線へのアタック、チャレンジが、じわじわと淑徳ゴールを脅かしていく。

 そして55分、遂に均衡が破られた。海城は縦パスに11番が走り込みゴール前でボールをキープ。サポートに走ってきた7番へとボールを渡し、受けた7番はゴール左へ持ち込む。ボールを左隅へ突き刺し、遂に得点を奪う。粘り強く縦パスを供給し続け走り続けたのが実った格好だ。

 69分、海城は9番が抜け出しGKと1対1の局面を迎えるが、ゴールならず。決定的な1点を奪われなかった淑徳はアディショナルタイムに猛攻を見せるも、ゴールを割ることは出来ず。海城が準決勝へと駒を進めることとなった。

(文・写真 編集部)