プリンス1部昇格に王手!選手権開幕戦を控える関東一が4-0で健大高崎に快勝
ゴールを決めて喜ぶ関東一イレブン
12月18日、プリンスリーグ関東 プレーオフ(参入戦)の1回戦が山梨県の押原公園グランドで行われた。第2試合、健大高崎(群馬)vs関東一(東京)は、前半の3ゴールで健大高崎を突き放した関東一が、後半にも1点追加し4-0で勝利。関東一は21日に行われる決定戦に進出し、西武台と対戦することが決まった。
第1試合同様、強風の中始まった試合。風上に立った関東一が押し気味にゲームを進めると、9番FW本間凜に立て続けてチャンスが到来。ここではゴールを決め切れなかった関東一だったが23分、「あの位置からはダイレクトでシュートを打つとイメージしていた」という、ボックス内でフリーになった8番MF若松歩の前にボールが転がると、若松は迷わず右足を振った。「当たった瞬間入るとわかった」このシュートがゴールネットを揺らし関東一が先制に成功する。
これで勢いに乗った関東一は32分にも右CKに14番MF神山寛尚がニアで合わせて追加点。更に42分には、ドリブルでボックス内左を深くえぐった11番FW坂井航太からのボールに、「空中戦は自分の持ち味」というFW本間が相手CB2人との競り合いを制し、打点の高いヘディングシュートをゴールに突き刺した。理想的な展開でゴールを積み上げた関東一が3点をリードし前半を終える。
健大高崎(群馬)vs関東一(東京)
後半に入ると風上になった健大高崎が反撃開始。11番FW田中稜夢が鋭いドリブルで度々仕掛ける。しかし健大高崎は後半だけで5本あったCKなど、チャンスをゴールに繋げることが出来ず。逆にピンチを凌いだ関東一は82分にFW本間がこの日2点目のゴールを右足で決める。これで4-0とした関東一がそのまま無失点で試合を終えた。
28日に選手権の開幕戦で中津東(大分)との対戦を控える関東一にとっては、勢いをつけれる内容の試合となった。そして次戦の相手の西武台(埼玉)も選手権出場校。関東一がプリンス1部昇格を決めて更に勢いをつけれるか。次戦も注目の一戦になりそうだ。
(文・写真=会田健司)
▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2021プリンスリーグ関東 プレーオフ(参入戦)
高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2021プリンスリーグ関東 プレーオフ(参入戦)