愛媛FC U-18はFW行友が起点となり、チャンスメイクしながらシュートも放つなど軽快な動きをみせ、硬さも取れた後半はトリッキーなプレーも出始め、パスを回しながら追加点を狙っていく。

後半から投入されドリブル突破をみせた旭川実FW居林聖悟

 劣勢の旭川実はハーフタイムに動き、10番FW居林聖悟を投入。50分にはその居林が右サイドからカットインシュートを放つ。更に旭川実は3番FW柏木楓雅と2番FW門馬誇太郎を前線に投入し、空中戦を仕掛けていく。試合終盤になるとロングスローも使い相手を押し込み始める。

 しかし愛媛FC U-18もこれに落ち着いて対応し、浅井を中心に跳ね返すと90+6分、中央左寄りでFKを獲得。これを行友が直接狙うと、行友の右足から放たれた鋭いボールが壁の上を越えて落ちてニアサイドのゴールネットに突き刺さった。このダメ押しゴールで勝負を決めた愛媛FC U-18が2-0で勝利し、プレミア昇格決定戦に駒を進めた。愛媛FC U-18は12月12日、バルコムBMW広島総合グランドで静岡学園と対戦する。

 (文・写真=会田健司)

▽高円宮杯U-18サッカーリーグ2021プレミアリーグプレーオフ(参入戦)
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