国見 vs 長崎海星(写真=藤原裕久)

 「早い時間帯の先制点は良かったが、失点の仕方が良くなかった。2対0になって落ち着いて対応すれば問題のないシーンで不用意なプレーをしてPKを与えたり、まだ経験が足りないなと思いました。ゲーム全体でも個々の特徴が見えたのは良かったが、攻守で課題が見えた試合でした」

 試合後、木藤監督は勝ったことに安堵しながらも反省のコメントに終始。それでも終わってみれば4対1というスコアで勝利するあたりに、国見の地力が感じられた。「まだまだ見極めの途中(木藤監督)」という新チーム特有の不安定さを抱えてもなお、強さを印象付けた国見は、明日の準決勝で2年連続での九州新人戦出場を狙う。

(文・写真=藤原裕久)

▽令和3年度長崎新人戦(新人選手権大会)
令和3年度長崎新人戦(新人選手権大会)