劇的ゴールに歓喜の流通経済大柏イレブン

 後半に入っても、先にチャンスを掴んだのは流通経済大柏。3分、横浜F・マリノスユースのゴール前まで攻め上がると、FW大堀がシュート。しかしこれはGK高橋がセーブ。さらにFW堀川が続けてシュートを放つものの、これも高橋が防ぎ追加点を許さない。

 惜しいチャンスを逃したものの、攻める流通経済大柏は後半24分、CKからDF平川佳樹がドンピシャのヘディングを叩き込み、欲しかった追加点を奪う。

 しかしここから横浜F・マリノスユースが意地を見せる。まずは後半35分、左サイドからDF池田春汰とMF村松晃助が攻め上がると、DF池田が中にクロスを送る。これがペナルティエリア内でのハンドを誘いPKを獲得。これをFW内野がきっちり決め1点差に。

 さらに後半39分、横浜F・マリノスユースは途中出場のFW望月耕平が起死回生のゴールを奪い2-2の同点に追いつく。

 このままタイムアップを迎えるかと思われた後半アディショナルタイムに劇的なゴールが生まれる。

 流通経済大柏はMF大沼がFW堀川へパス。しかし堀川はこれを打たず、走り込んできたDF橿本心へパス。FW堀川のシュートを予測した横浜F・マリノスユースディフェンス陣は完全に釣られる形となり、橿本のシュートはネットを揺らす。

 すると間もなく試合終了のホイッスル。流通経済大柏が横浜F・マリノスユースとの打ち合いを制し、3-2で勝利。大きな勝点3を奪った。

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022 EAST
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