大宮アルディージャU18 vs 前橋育英

　後半に入っても序盤から前橋育英ペース。47分、MF山田がドリブルでボールを運ぶと、右サイドのMF8大久保帆人へパス。これを受けた大久保がシュートを放つも、大宮アルディージャU18GK21海本慶太朗がキャッチ。さらに51分、60分にはCKのチャンスを作り、MF7根津元輝のプレースキックからゴールを狙うも、大宮GK海本の好セーブなどで得点を奪うことができない。

　前半途中から前橋育英MF徳永が巧みにゲームをコントロール。その流れを変えたい大宮アルディージャU18は選手交代のカードを切る。長身のFW24磯﨑麻玖を投入すると、その磯崎がボールを収め、チャンスを演出していく。

　大宮アルディージャU18は72分、FKのチャンスを作るとMF仲丸がゴール前にボールを放るもフィニッシュは合わずゴールを奪えず。81分にはサイドからのクロスを受けたFW磯崎がシュートを放つも枠を捉えられない。87分にはFW9前澤拓城のシュートはポストに阻まれ追加点を挙げることができない。

　何とか得点を奪いたい前橋育英は必死に攻撃。後半アディショナルタイムにはDF11井上駿也真がゴール前に詰めるもシュートは打てず。さらに直後にはDF井上からのクロスに途中出場のDF15福永竜也がシュートを打ち込むもゴールは奪えない。

　すると間もなくして試合終了のホイッスル。序盤に2点を奪った大宮アルディージャU18がディフェンスもハードワークし完封勝利、3位を守った。また前半途中からいい流れを作った前橋育英にとっては悔しい敗戦となったが、最終節を残しリーグ残留が決まった。

(文・写真＝風間久志)