阪南大高は1年生の6番MF福本一太のゴールで同点に追い付く
1-1で後半を迎えると、最初にチャンスを迎えたのは阪南大高。45分、左サイドのロングスローをニアで保田が逸らし触れば1点のシーンを作るも、ここは興國の1番GK山際壮太が判断良く対応しキャッチ。
このピンチを凌いだ興國は51分、ボックス内左で上野がボールを収め、切り返しながらゴール前にボールを送る。これが相手DFに当たりこぼれたところを走り込んでいた6番DF古瀬夢叶が拾い、倒れ込みながらも左足でGKのニア上を打ち抜いた。
勝ち越しに成功した興國は65分にも相手GKのクリアミスから追加点のチャンスを迎えるも、ボールを拾った宮原が決め切れず、この好機を生かせない。
試合も終盤に入ると、同点に追い付きたい阪南大高が前に圧力を掛ける。しかし、5番DF西川楓人が空中戦で圧倒的な強さをみせるなど、興國DF陣がこれを寄せ付けずそのまま試合終了のホイッスル。興國が2-1で阪南大高を下し準決勝に進出した。
ゲーム後、興國の内野智章監督は「相手のゴールがスーパーだった分、精神的なダメージは少なかったかなと思います。あそこを(失点)ゼロに抑えたら理想だったんですけど、阪南大高さん相手にゼロは贅沢。2点目が取れたところが大きかったです。最後は相手が点を取りに来る中でしっかり危なげなく守り切ってくれた」と振り返った。
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
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