ただ、本人曰く、元々キックが得意だったわけではなかったという。
「中2ぐらいからキックが得意だと認識した。中1まではドリブラーだったんです。プレースキックも蹴っていなかったぐらいで。本当にいきなりパスが武器だと自覚した。みんなに『パスがうまいね』と言われて自信を持てたのが大きい。そこから裏のスペースに出したり、点を決めさせるイメージでプレーするようになりました」
今では昌平の司令塔として活躍するまでになり、1つ上のステージも目指せるレベルになった。守備面の課題や運動量の課題と向き合っていけば、さらなる飛躍も十分にあり得る。Jの舞台に進んだ先輩たちと同じく背番号7を背負う土谷のプレーから今後も目が離せない。
(文・写真=松尾祐希)
▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 関東1部
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