帝京 vs 鹿島アントラーズユース

 後半に入っても序盤から主導権を握る帝京。後半1分、左サイドから攻め上がったMF松本琉雅がFW齊藤にパスを送るも、チャンスは拡大できず。さらに8分、またもMF松本が左サイドから攻めFW齊藤にパス。齊藤がすかさずシュートを放つも、ボールは枠を捉えられない。

 帝京は後半15分にもFW齊藤がゴール右から強烈なシュートを放つものの、鹿島アントラーズユースGK中村天音がファインセーブを見せ得点を許さない。すると直後の後半16分、好守備を見せた鹿島アントラーズユースがチャンスを作る。カウンターからFW佐藤が右サイドを突破すると、ゴール前で粘りDF梅津龍之介にパス。これを梅津が落ち着いて決め勝ち越しゴールを奪う。

 勢いに乗る鹿島アントラーズユースは後半31分、FW徳田が中盤でボールを持つと、意表を突くロングシュート。「GKが前に出ていたのが見えた」という徳田の確信を持ったシュートがゴールに吸い込まれ、鹿島アントラーズユースがリードを2点に広げる。

 その後帝京は必死にゴールを奪いにかかるものの、前がかりになった所を突かれてしまう。鹿島アントラーズユースは後半40分に途中出場のMF岡田理央斗が、後半アディショナルタイムにはFW徳田が自身2点目を加え5-1とすると、間もなく試合終了のホイッスル。

 帝京を下し勝点3を加えた鹿島アントラーズユースが暫定3位に浮上。勝てば6連勝、そして首位に立つことができた帝京だったが、連勝は5でストップ。昌平(埼玉)に次ぐ2位で後半戦へ向かうこととなった。

(文・写真=風間久志)

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