ラスト5分で2得点を挙げた桐蔭学園がリーグ戦初勝利を掴んだ
山梨学院高等学校 vs 桐蔭学園(写真=松尾祐希)
4月24日、U-18高円宮杯プリンスリーグ関東2部の3節が行われ、桐蔭学園は敵地で山梨学院高等学校と対戦。スコアレスで迎えた最終盤にリードを許したが、最終盤に驚異的な粘りを見せる。桐蔭学園は4-4-2でゲームをスタートさせると、アグレッシブな守備と強度の高いプレーで相手に主導権を渡さない。攻撃陣もサイドからMF阿部大輝(3年)らが仕掛け、相手ゴール前にボールを運んでいく。12分にはFW中本竣介(3年)がバー直撃の直接FKを見舞うなど、多くの決定機が生まれた。しかし、肝心のゴールが奪えない。「押し込んで2戦ともシュート数でも圧倒していたのに、数少ないチャンスから失点していた」とは八城修監督の言葉。流れをモノにできず、勢いがトーンダウンしていく。
徐々に山梨学院に攻め込まれるシーンが多くなり、後半は一進一退の展開に。FW栃尾瞭太(3年)にボールを収められ、MF伊藤優作(3年)にタッチライン際から突破を許す場面が増加。要所を締めて得点を与えなかったが、過去2戦と同様に嫌な雰囲気が漂う。すると、その不安は的中。84分に途中出場のDF高柳亮吾(2年)にクロスを上げられると、栃尾に技ありのヘディングシュートを決められてしまう。一瞬の隙を突かれ、最終盤にビハインドを背負った。
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▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 関東2部
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