山梨学院高等学校 vs 桐生第一

 強豪校同士の対戦とあって見応え充分 だった。中盤は両チーム、プレスのかけあいの超圧縮状態。パスを通しても通させず、ボールを持ったら人数をかけ、取り返す。圧縮地帯を抜けるべく、ロングボールを放っても、あるいは運よくパスが通ってペナルティエリアに迫ってもセンターバックがはじき返す応酬となった。

 振り返れば、前半、双方のゴールはお互い、相手の虚を突くような、相手の意表を突くようなシーンから生まれた。コンマ何秒を削り出すための戦いが前半、繰り広げられた。

 接戦必至と予想された後半だが、結果は山梨学院のセットプレーとカウンターと意外にも点差がついてしまった。

 なぜ、こうなったのか?

 そのひとつが選手起用。後半開始からMF22宮岡拓海(3年)が投入されたことにある。キャプテンマークを付けたMF宮岡。超圧縮の中盤にさらなる攻守への粘りを与えた。

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▽令和4年度関東高校サッカー大会
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