東海大高輪台もしぶとさを垣間見せた(写真=多田哲平)

 前半35分、駒澤大高は左サイドからのクロスに合わせた岩下のゴールで同点に。さらに後半に入り徐々に流れを引き寄せていく。

 フィジカルを利した対人の強さが光る3番DF丹治風登(3年)と、カバーリングが的確な4番DF井口真寧(3年)のCBコンビの奮闘で東海大高輪台の攻撃をはね返していくと、前線では高度なテクニックで攻撃を操る加茂や11番FW岡田由祐(3年)が幅広く動き回りチームのアタックを牽引。

 15分、CKのこぼれ球がペナルティエリア外に転がると、これにいち早く反応した9番MF松原智(3年)が右足を一閃。強烈なシュートをゴール左に叩き込み、ついに駒澤大高に逆転弾をもたらした。

 その後、駒澤大高は東海大高輪台の決死の反撃を受けながらも、上手くいなしながら、試合を進めていく。

 27分、加茂が巧みなターンから左足を振り抜き、ゴール右隅に鋭いミドルシュートを突き刺すと、36分には左サイドのクロスから8番MF徳永薫(3年)が頭で決めて加点した。

 終わってみれば4-1と駒澤大高が勝負強さを発揮し、東海大高輪台を退けた。駒澤大高は17日の準々決勝で日大豊山と戦う。

(文・写真=多田哲平)

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