後半に入ると、国士舘はFW原田悠史、FWワフダーン康音を投入し、ゴールを奪いにかかる。しかし先にチャンスを掴んだのは駒澤大学高等学校。後半4分、FKのチャンスを得るとMF松原が直接狙うものの、これは直接ゴールラインを割ってしまう。さらに10分にはサイドから仕掛けチャンスを作りかけるもフィニッシュには至らない。

勝利に歓喜する駒澤大学高等学校イレブン

 対する国士舘はMF濵田やFW原田がサイドから仕掛けるものの、最後のクロスの精度にやや欠け、フィニッシュの形が作れない。

 駒澤大学高等学校もキャプテンマークを巻いたFW加茂隼がチャンスメイクをするものの、なかなか得点を奪えず、緊張感のある攻防が繰り広げられる。

 この膠着状態を先に破ったのは、またも駒澤大学高等学校だった。後半37分、中盤でボールを奪ったFW岩下和磨が右サイドからドリブルでボールを運ぶと、相手DFをかわして自らシュート。するとボールはネットを揺らし、大きな大きな2点目を奪う。

 2点のリードを許し、なんとか得点を奪いたい国士舘は、その後も必死に反撃するも駒澤大学高等学校のディフェンスを崩し切ることはできず、試合は2-0のまま終了。

 FW加茂を中心に全員がハードワークした駒澤大学高等学校が国士舘を完封で下し、関東大会の切符を手に入れた。

▽関東高校サッカー大会東京予選
関東高校サッカー大会東京予選