青森山田 vs 帝京
試合後に帝京・日比威監督が「もし前半を0-0で終わっていたら、あまり前に行けなかったかもしれない。点を取られているしトーナメントなので点を取りにいくしかないという気持ちがあった」と話した通り、後半が開始されると、帝京は積極的に青森山田ゴールに迫っていく。
しかし青森山田は43分、MF芝田のFKからFW小湊がヘディングで合わせネットを揺らす。が、これはオフサイドの判定で得点には至らない。
一旦は肝を冷やした帝京だったが、48分、右サイドからのクロスボールに飛び込んだMF7松本琉雅(3年)がヘディングシュートを叩き込み試合を振り出しに戻す。
これで勢い付いた帝京はさらに59分、左サイドからのクロスボールのこぼれ球に反応したFW伊藤がネットに突き刺し、2-1と逆転に成功する。
勝ち越された青森山田も必死に反撃。“ストロング”であるロングスローやFKなどセットプレーから帝京ゴール前まで再三攻め込むも、帝京は全員が体を張ったプレーを見せ、青森山田に得点を許さない。
すると間もなく試合終了のホイッスル。前回大会王者の青森山田を逆転で撃破した帝京が3回戦へと駒を進めた。
(文・写真＝風間久志)
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ（総体）
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