帝京 vs 丸岡
後半に入ると勢い付いた丸岡がFW11小関、FW中川が積極的にゴールを狙っていく。38分には左サイドから攻め上がったDF3渡辺颯生(3年)からのクロスにFW10伊藤大貴(3年)が飛び込み、帝京ゴールを脅かす。
なんとか早い時間帯に得点を奪いたい帝京は52分、CKのチャンスを作ると、MF18田中遥稀(3年)が蹴った低い弾道のキックにDF島貫がヘディングシュートをネットに突き刺し、同点に追い付く。
その後は帝京、丸岡とも酷暑の中の連戦からの疲れの影響もあり、シンプルにDFの背後を狙う攻撃を展開。しかし両チームとも集中力を切らさず粘り強いディフェンスを見せ、ゴールを許さない。
このままPK戦へと突入するかと思えた後半アディショナルタイム、帝京はゴール前やや左の位置でFKのチャンスを作ると、MF田中がこれを直接決め土壇場で3-2と勝ち越す。
するとその直後に試合終了のホイッスルが吹かれ、帝京が丸岡に勝利。劇的な試合を制し、8強へと名乗りをあげた。
(文・写真=風間久志)
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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