矢板中央 vs 東山
後半に入っても堅守を見せる矢板中央。東山の縦に速い攻撃に対しての素早いプレスや攻撃から守備への素早い切り替えで攻撃の起点を作らせない。
一方の矢板中央も猛暑の中の3連戦による疲労から足が止まり始め、セットプレーなど矢板中央らしい攻撃が見られなくなっていく。
すると東山が矢板中央ディフェンスの一瞬の隙を突く。69分、CKのチャンスを作ると、矢板中央GK1上野豊季がパンチングで逃れる。そのこぼれ球を拾ったMF清水が豪快なミドルシュートを叩き込み、試合を振り出しに戻す。
その後は両チームともゴール前まで迫りながらもスコアを動かすことができず、白熱のゲームはPK戦へと突入。PK戦では両チームとも4人目までが全員成功。しかし東山の5人目が外したのに対し、矢板中央は5人目がきっちり決めて勝負あり。試合終盤で追い付かれながらも勝ち切った矢板中央が、インターハイではチーム初となる8強へと駒を進めた。
(文・写真=風間久志)
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)