先制点をアシストした山端琉央は追加点も(写真=AOMORI GOAL)

 2点を追いかける弘前中央は、後半開始から得点を奪うため、前からプレスをかけ、前掛りになる。対する野辺地西はカウンターや両サイドから突破しゴールに迫る。

 しかし、両チームにゴールは生まれず、時間だけが過ぎていき、このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイムに、千葉のゴールで追加点を挙げた野辺地西が3-0で勝利した。

 進学校である弘前中央は、1、2年生だけで戦った昨年の高校選手権県大会でチーム初となるベスト4に進出。夏でもベスト4を目指して戦った今大会でも注目されていただけに、惜しい敗戦となった。試合後、十川恒寿監督は、「前半に良い形でチャンスを作ったが決めきれなかった。試合開始の早い失点が悔やまれます」と試合を振り返った。

 この試合に勝利した野辺地西は、準決勝で東奥義塾高校と対戦する。打倒・青森山田を狙う最有力校である野辺地西にとって、絶対に負けられない試合だ。

 注目の一戦は6月5日(日)、カクヒログループアスレチックスタジアムで13時30分にキックオフとなる。

(文・写真=AOMORI GOAL)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選
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