前橋育英vs桐生第一

 全国に向けてリードを広げたい前橋育英は、後半1分、「左サイドからのあの形は、プレミアでもよくある展開でこのチームの持ち味の形」(前橋育英 山田監督)という左サイドから突破した8番MF大久保帆人のクロスを中で待っていた17番MF山田皓生がヘディングで突き刺し2点目。

 「今のチームは左サイドが強みで、いつも良いクロスが上がってくるので、そこに入ってしっかりと決めるという練習はしてきているので、この場面でしっかりと決めきれてよかった」とMF山田。"普段通り"の形でとったゴールは前橋育英にとって大きな追加点となった。

 さらに同13分には、左CKを4番DF齋藤駿が合わせ3-0。「久々に齋藤が点をとりましたよ(笑)やるもんだな」と、山田監督もこのゴールには、 思わずニンマリ。攻撃の手を緩めない前橋育英は、同39分には、この日2アシストの8番MF大久保帆人が決め、4-0で勝利し全国への切符を手にした。

(文・写真=古部亮)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)群馬予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)群馬予選