昌平 vs 東京成徳大深谷(写真=河野正)

 武蔵越生との準決勝では試合開始1分20秒余りで先制の決勝点を挙げたが、決勝でも飲水前の前半18分に先制ゴールを奪った。来季のFC東京加入が内定し、既にルヴァンカップのグループステージ3試合に出場したMF荒井悠汰(3年)がシュート。DFに当たったこぼれ球を篠田が右足を鋭く振り抜き、豪快な先制シュートを決めた。

 この後もMF佐々木小太朗(3年)や荒井が惜しい一撃を放ったが、枠を捕らえ切れないシュートや勢いのないシュートが多く、追加点を挙げられないでいた。

 しかし前半アディショナルタイムに決勝点が生まれる。MF土谷飛雅(2年)がロングボールを敵陣深くに送ると、成徳大深谷の両CBとGKの3人が意思疎通できず、一目散にボールを追った平が奪って決勝ゴールをもぎ取った。

 「前半の1失点はいいとして、あれが痛かった。あの3人が連係ミスするとは……」。敵将・為谷洋介監督が大いに悔やんだ得点。

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