先制点を奪ったMF坂口愛弥(写真=多田哲平)
43分、左サイドからのクロスにFW10劉炫緯(3年)がヘディングで合わせて3点目を決めると、60分には縦パスを受けた羽石がGKの位置を見て冷静にネットを揺らして4点目をゲット。
4点差をつけた後も暁星国際は攻撃の手を緩めない。交代カードを切ってフレッシュな選手を投入しながら強度を維持し続けた。
73分、途中出場のFW11浅野哲(3年)がペナルティエリア内で倒されると、これで得たPKを浅野自らが決めて5点目。さらにその直後の74分には、相手の背後に抜け出した浅野がもう1点を追加。浅野は68分の出場からわずか10分弱で2ゴールを挙げてみせた。
そして試合は6-0で終了。「引いてきた相手をどう崩すかを今週はトレーニングしてきた」(内藤雅也監督)という暁星国際が、見事にその成果を発揮。初戦を突破し、成田とのブロック決勝へと駒を進めた。
一方でほとんどの時間で押し込まれた県立柏も、GK1築地敬太(2年)やDF2吉田航太(3年)、DF5冨吉大和(3年)の必死な姿勢は称賛に値するものだった。最後まで声を張り続け、闘志を絶やさなかった。
(文・写真=多田哲平)
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選