創成館 vs 佐世保東翔(写真=藤原裕久)
後半に入っても安易にペースを落とさず戦う創成館は、佐世保東翔を押し込み続けてハーフコートゲームを展開。そのまま一方的に攻撃を展開してさらに9得点を奪取。守っては佐世保東翔にほぼシュートを打たせず、攻守両面で隙のないゲームを貫き、トータル17対0の圧勝劇を披露。力差を見せつけ大会初戦でしっかりと勝利をつかみ取った。
敗れた佐世保東翔は4バックを軸にしっかりとラインを整えて守り、大川志絆や本多啓太のCB陣も懸命にカバーに入っていったが、優勝候補との力差は大きく個やチーム力の力差を覆すには至らなかった。
一方、試合前に今大会の1回戦で複数の強豪高が予想外の敗退を喫したことを指摘し、「何が起こるかわかりませんから」と久留監督が語っていた創成館だが、強い雨と風の影響を受けたピッチコンディションでもしっかりと実力を発揮。力差があったとはいえ、「前半の内に勝負を決めたい(久留監督)」という目論見通りの試合展開で完勝した。実力差をそのままのスコアで示した創成館は、同時刻に猶興館高校を3-1で破った島原工業と明日の3回戦で対戦する。
(文・写真=藤原裕久)
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長崎予選
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