MF舟山陽人は鋭い突破で再三チャンスメイク(写真=多田哲平)

 26分、舟山のクロスがファーサイドにこぼれたところを、楫西が拾って左足を一閃。鋭いシュートでゴールを打ち抜いた。

 38分には、左サイドからの中村のクロスがGKの頭上を超えてそのままゴールイン。39分には途中出場のFW13佐藤亮太朗(3年)が相手の背後を突くと、そのままゴール左隅を打ち抜いた。

 楫西と中村はそれぞれ2ゴール、舟山は鋭い突破から再三ビッグチャンスを演出。先制点までは時間を要したものの、終わってみれば5得点だった。また守っては、DF3渡辺誠史(3年)とDF4多和田鳳月(3年)を中心としたDF陣が相手に決定機をほとんど作らせず零封に成功。チームを率いる豊島裕介監督は試合後、「最初は点が入らな過ぎてモヤモヤしましたが、その後はしっかり点を取ってくれました」と笑顔を見せた。

 危なげなく勝利を収めた大成は2次トーナメントへと駒を進めた。2次トーナメントの1回戦では東海大高輪台]と戦う。

 一方で敗れた都立葛飾野も、最後までゴールを目指したその姿勢は素晴らしかった。GK1加藤丈太郎(2年)は声を張り上げてチームを盛り立て、その他、FW11齋藤理久(2年)のスピードや、DF2山本温心(3年)とDF5冨田康生(2年)という両ウイングバックの運動量も光っていた。

(文・写真=多田哲平)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
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