東海大高輪台 vs 関東一

 後半に入ると東海大高輪台が先にチャンスを掴む。後半6分、MF柳本が中盤で相手ボールを奪うと、MF加瀬舜悠とのコンビで関東一ゴールを脅かすと、13分には加瀬が左サイドから攻め上がり、中央へクロス。クリアボールをDF笠原がシュートするも枠を外れてしまう。

 関東一は後半24分、ロングスローからFW本間がヘディングシュートを放つも、ボールは惜しくもバーのわずか上に。28分にもロングスローを起点にチャンスを作るもゴールを奪うことはできない。結局後半もスコアは動かず、試合は延長戦に突入する。

 延長前半8分、関東一はFW本間が左サイドを攻め中にクロスを送るも味方には合わず。東海大高輪台は延長後半5分、右サイドからのクロスに途中出場のMF菅原巧太がヘディングシュートを放つも枠を捉えられない。

 両チームともゴールを奪うことができず、試合の決着はPK戦へと委ねられる。

 PK戦では先攻の東海大高輪台がまず1人目を成功させる。関東一の1人目はキックの得意なGK遠田。しかしこれはジェファFC時代のチームメイトで後輩でもある東海大高輪台GK山本桐真にストップされてしまう。

 それでも遠田の気持ちは切れない。続く東海大高輪台2人目を止めてみせると、3人目がミス。関東一は2人目、3人目と成功するも4人目が外し、2-2で迎えた5人目を遠田がまたもストップ。関東一は5人目のキャプテン矢端が落ち着いて決め勝負あり。

 PK戦を制した関東一が東海大高輪台との激闘を制し、3大会ぶり6回目のインターハイ出場を決めた。

(文・写真=風間久志)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選