浜松開誠館 vs 藤枝東

 後半に入ると攻守の切り替えが速い攻防が続き、中盤で激しいボールの奪い合いを展開。しかし両チームとも決定機を作ることができず時間が進んでいく。

 すると後半28分、浜松開誠館はスローインを起点に、MF10前田康尋(3年)が左サイドからクロスを送ると、MF19若尾直哉(3年)がシュート。これはクリアされるものの、こぼれ球に反応したMF5岡田海人(3年)がミドルシュートを狙うと、ボールはゴールに吸い込まれ、リードを2点に広げる。

 なんとか得点を奪いたい藤枝東は選手交代のカードを切りながら懸命にゴールを狙うものの、浜松開誠館の統率の取れたディフェンスを崩し切ることができない。

 結局スコアはそのまま動かず、試合終了のホイッスル。浜松開誠館が2-0で藤枝東を下し、4年ぶり2回目の選手権切符を手に入れた。

(文・写真=風間久志)

▽第101回全国高校サッカー選手権静岡予選
第101回全国高校サッカー選手権静岡予選