後半に入っても試合は暁星高等学校のペース。MF23太田福蔵(3年)を使った左サイドからの攻撃を軸に都立永山ゴールを脅かしていく。
暁星高等学校 vs 都立永山
早い時間帯に追い付きたい都立永山は後半12分、FKのチャンスを掴むとDF19下平祥良(3年)が直接狙う。しかしこれは暁星高等学校GK1河野元隆(3年)の好セーブにあい、得点を奪うことができない。
暁星高等学校のディフェンスをなかなか崩すことができないながらも、DF角田らを中心に全員が声を出し懸命の攻撃を試みる都立永山は、タイムアップがちらつき始めた後半38分にスコアを動かす。途中出場のDF18鈴木颯(1年)が狙い澄ましたようなミドルシュートを放つとボールはネットに吸い込まれ、土壇場で都立永山が同点に追い付く。
試合はこのまま前後半を終了すると、10分ハーフの延長戦に突入。すると延長前半終了間際、暁星高等学校はFW11北村聖(3年)がゴール前でシュート。ボールはネットを揺らし、貴重な勝ち越しゴールを奪う。
もう一度追い付きたい都立永山はその後も必死に反撃。しかしゴールを奪うことはできず、暁星高等学校が都立永山に勝利。延長戦に持つれる試合を2-1で制し、1次予選を突破した。
(文・写真=風間久志)
▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
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