東海大菅生 vs 拓大一高

 後半に入っても序盤からペースを握る東海大菅生。するとその東海大菅生が先にスコアを動かす。後半15分、FW伊藤がゴール前でボールを持つとゴール前やや右の位置からシュート。これがネットに突き刺さり均衡を破る。

 しかし拓大一高も反撃。後半21分、カウンターから攻め上がると、最後はFW20守山晴基(3年)がボールをネットに送り届け、試合を振り出しに戻す。

 勢いに乗る拓大一高。しかし同点に追い付かれても東海大菅生は慌てない。サイドからの攻撃を中心に攻撃を組み立てると後半27分、FW伊藤がゴール前ボールを受ける。伊藤が体をターンさせてシュートを放つと、ボールはネットを揺らし東海大菅生が勝ち越しに成功する。

 なんとか点を奪いたい拓大一高はFW15石原悠大(3年)など選手交代のカードを切りながらゴールを狙うものの、東海大菅生はDF石井遼哉(3年)らを中心としたディフェンス陣がハードワークしゴールを許さない。

 すると試合はそのままタイムアップのホイッスル。FW伊藤の2ゴールにより拓大一高との熱戦を制した東海大菅生が3回戦進出を決めた。

(文・写真=風間久志)

▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
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