スタイルを貫いて掴んだ逆転勝利!成立学園が東京実業の堅牢を打ち破り5年ぶりファイナル進出
成立学園のFW佐藤由空は同点ゴールを決めてチームを勢いづけた(写真=多田哲平)
スタイルを貫き通して掴んだ逆転勝利だった。
第101回全国高校サッカー選手権東京予選の2次予選Bブロック準決勝が11月6日に行われ、東京実業と成立学園が対戦。成立学園が2-1で勝利を収め、決勝進出を決めた。
前半は苦戦を強いられた。
立ち上がりは、初の決勝進出を目論む東京実業に主導権を握られる。自慢のテンポの良いビルドアップをハイプレスで遮断され、プレスをようやく掻い潜っても、今度はゴール前に密集したブロックを崩すには至らず、なかなかリズムを作れないでいた。
そうした流れの悪さは守備にも見られた。2トップのキープ力を活かして縦に速く仕掛けてくるカウンターやロングスローといったシンプルかつ力強い東京実業の攻撃に手を焼いた。
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▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
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