青森山田が17-0圧勝!圧倒的な強さを見せつけ、26連覇に王手

青森山田が17発大勝(写真=AOMORI GOAL)

 11月3日、カクヒログループアスレチックスタジアムで、第101回全国高校サッカー選手権青森予選の準決勝の2試合が行われた。

 雨が降りしきる中で行われた第1試合は、26年連続の決勝戦行きを懸けた青森山田と、初のベスト4入りを果たした向陵が対戦。

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 「前半の最初の方は、少し手こずってしまった」と青森山田のDF5多久島良紀キャプテンが語ったように、序盤はなかなかゴールを割ることができなかった青森山田だったが、前半8分のMF7小野理竜の先制点を皮切りに、FW10小湊絆やMF11奈良岡健心らが容赦なくゴールを量産。前半だけで11ゴールを挙げる。後半も6得点を挙げ、17-0で試合終了。青森山田が圧倒的な強さを見せつけ、26年連続で決勝戦へ駒を進めた。

青森山田 vs 向陵 (写真=AOMORI GOAL)

 約3ヶ月ぶりに試合に復帰したDF5多久島良紀は、「夏に一度復帰しましたが、また怪我をして、メンタルも厳しいところがありました。しかし、キャプテンとしてピッチで示すものが多くあると思うので、やっとピッチに立ててほっとしています。決勝戦はプレッシャーがあると思いますが、臆することなく、自分たちのサッカーをやりながら優勝して、全国の切符を掴めるように頑張りたいです」と語った。

 来季からJ2町田ゼルビアの監督に就任することが発表された青森山田の黒田剛監督は、今大会が青森山田の「監督」として最後の大会となる。「何もないところからスタートさせて約28年。思うところはありますが、今の選手たちにとっては過去のことはどうでもいい。しっかりと良いものを提供して終わりたいです。采配は、すでに正木ヘッドコーチに託しています。正木コーチ最初の大会でもあるので、裏方としてしっかりサポートしていきたいと思います」と語った。

 6年連続同一カードとなった、八戸学院野辺地西との決勝戦は、11月6日12時、カクヒログループアスレチックスタジアムでキックオフ。

(文・写真=AOMORI GOAL)

▽第101回全国高校サッカー選手権青森予選
第101回全国高校サッカー選手権青森予選