ライバル福田師王の眼前で圧巻ハット!興國の2年生10番・宮原勇太がチームを優勝に導く

圧巻のハットトリックでチームを優勝に導いた宮原勇太(写真=多田哲平)

 パワーワークカップ2022の決勝が8月4日に行われ、興國神村学園が対戦。興國が6-1で勝利を収め、優勝を果たした。

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 準決勝までの5試合で15得点と、高い攻撃力を示して勝ち上がってきたのが興國。対して、神村学園もU-19日本代表候補のFW福田師王(3年)らを擁し5試合で14得点と劣らぬ得点力を誇る。

 しかし、この30分ハーフの決勝で、その爆発力を発揮したのは興國だった。立ち上がりから素早いプレスとダイナミックなワイドアタックで神村学園に圧力をかけていくと、16分にMF4森勇聖(3年)の強烈なミドルシュートで先制に成功。その直後の18分に相手エースの福田に鋭い抜け出しから鮮やかなループシュートを決められたものの、26分に左サイドを崩して追加点を奪い、1点リードで折り返す。

 そして後半、メンバー11人をガラリと変えた興國はゴールラッシュを見せる。その攻撃の軸を担ったのが、MF10宮原勇太(2年)だった。

 まずは後半5分、相手のビルドアップをかっさらうと、そのままドリブルで持ち込んでゴールを打ち抜き1点目。さらに同22分には巧みな飛び出しでディフェンスの背後を取ると、GKをかわして2点目を突き刺す。そして24分には左サイドを突破したFW山﨑帝(3年)からのクロスを押し込み3点目をゲットした。

 この時点でスコアは5-1。その後、興國は後半28分にCKからのMF宇田光史朗(3年)のゴールでさらにリードを広げ、結局6-1で大勝したのだが、後半に反撃を狙う神村学園の出端を挫く連続ゴールを挙げた宮原の貢献度と、その存在感は圧倒的だった。

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