安田学園のMF大澤怜生も推進力を垣間見せた(写真=多田哲平)

 ゴールショーの主役となったのは、スピード溢れる抜け出しが光ったFW7小倉陽斗(2年)だ。

 小倉は42分、右サイドからのクロスに合わせてゴールネットを揺らすと、48分には再び右サイドのクロスからチームの3点目をゲット。さらに57分にはこぼれ球に反応して強烈なシュートを突き刺し、ハットトリックを達成した。

 61分にも1点を追加した都立東はその後も、小倉を中心に攻め込んでいく。

 終了間際の80分、右サイドから小倉のパスを受けたDF6佐藤海晴(2年)が決めると、その直後にはまたも小倉がゴールを奪い、都立東は7-0と危なげなく初戦を突破した。次戦の地区予選準々決勝では開成と対戦する。

 一方で敗れた安田学園も前半は粘り強さを発揮。DF2武藤平頼(2年)とDF3下篠陽広(1年)のCBコンビは体を張り、DF4三好俊太(2年)は運動量豊富に働いた。またMF10大澤怜生(2年)はボールを持てば、その推進力をもって相手の脅威となった。

(文・写真=多田哲平)

▽令和4年度東京新人戦(新人選手権大会)
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