都立日本橋のMF櫻井唯翔は運動量豊富に中盤を奔走した(写真=多田哲平)
そして開成は、後半に入ってさらに攻勢を強める。
途中出場したFW22水野雄斗(2年)はアグレッシブな仕掛けでサイドを打開して何度もチャンスを作り、ボランチのMF山口は巧みなテクニックで攻撃を前進させた。
57分には左サイドからのパスをゴール前で受けたMF9村上開清(1年)が追加点をゲットすると、60分にも左サイドの崩しから村上が押し込んでチームの3点目をゲット。
また76分に山本が蹴ったCKに合わせた長身FW19浅野大地(2年)のヘディング弾で4点目を奪い、終了間際の80分には山本のパスに抜け出したMF21茅嶋俊佑(1年)が5点目を奪取。浅野と茅嶋はいずれも途中起用に応えてみせた。
選手交代を施しながら攻撃の勢いを増した開成は見事に5-0で快勝。準々決勝では都立東と対戦する。
一方で敗れた都立日本橋も1年生が主体ながら必死に食らいつこうとしていたのが好印象。GK1川邉歩夢(1年)は好セーブを度々見せ、MF8櫻井唯翔(2年)は縦パスを積極的に送って攻撃の起点となった。
(文・写真=多田哲平)
▽令和4年度東京新人戦(新人選手権大会)
令和4年度東京新人戦(新人選手権大会)