京都共栄イレブン(写真=会田健司)

 1点ビハインドで後半を迎えた興國Bも反撃。58分にFW17上条恵代がミドルシュートを放つと、GKが弾いたところにFW11古川大洋がヘディングで押し込んで同点に追いつく。

 その後は両チーム勝ち越し点を狙い攻め合う。京都共栄はCKから馬場がシュートを放つもゴールライン上でDFにクリアされる。興國Bは古川がDFラインの裏に抜け出しGKも抜きにかかるもゴール目前でGK1大﨑颯真に阻止される。

 試合はこのまま90分を1-1で終えて延長戦なしのPK戦に突入。後攻の興國が4本目を失敗したのに対し、先攻の京都共栄は5人全員が成功。苦しみながらも京都共栄が5-3でPK戦を制し決定戦進出を決めた。

 ゲーム後、勝利した京都共栄の内藤翔平監督は「うちは分析して相手の特徴を消して自分たちのストロングを出せるようにやるんですが、興國Bさんの並びに対して先手を取れるように準備してきました。試合をみさせてもらったら興國Bさんは結構蹴ってくる。そしてサイドで1対1を仕掛けさせるシーンが多かったので予想通りの展開でした」とコメント。

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