草津東vsヴィッセル神戸U-18(B) (写真=会田健司)

 同点に追いつきたい神戸U-18Bは俊足のMF39森田皇翔が突破を仕掛けチャンスを作る。しかし、ボールは持てるものの5バックでスペースを埋める草津東のブロックを崩し切れず。決定機になりかける場面はことごとく草津東の長身CB5西村海希に行く手を阻まれてしまう。

 草津東は攻守両面で最後まで運動量が落ちず。1-0で逃げ切り決定戦進出を決めた。

 ゲーム後、勝利した草津東の牛場哲郎監督は「内容よりも結果を求めて試合に入りましたので、手堅く守備を作りたかったので5バックで相手の攻撃の特徴を消す狙いでした。繋いでくる中でも長いボールも来るのでそこをケアして、サイドに寄せて奪えたらと思っていたので、前向きに必ず寄せるのとその後の短い横パスをセカンドディフェンダーが取り切れるようにやっていました」と狙い通りの守備だったと振り返った。

 攻撃面では奪ってからの素早いカウンターが効果的だったが「直接点には繋がりませんでしたが、それでCKもとれたと思います」とコメント。

 「トレーニングの中で運動量のところもやってきました」と最後まで落ちることがなかった運動量について胸を張った指揮官。

 さらに「選手権で負けて気持ちも落ち込んでしまった時期もあった」と苦しい時期もあったと明かし、「残っている3年生もマインド的に難しかったと思うんですけど、今日に近付くにつれて選手たちもパフォーマンスを上げるように取り組んでくれました」と難しい時期を乗り越えてくれた選手たちを称えた。

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