サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース vs ヴィッセル神戸U-15
後半に入っても神戸U-15のペースは変わらない。FW大西が右サイドを突破する場面を度々作っていくと、迎えた50分、FW大西が右サイドを打開し、中にクロスを送る。これを受けたFW渡辺が左足を一閃すると、ボールはネットを揺らし、ついに均衡を破る。
さらに神戸U-15は67分、MF49里見汰福がボールを運ぶと、FW渡辺へパス。渡辺がシュートを放つと、一度は相手DFにクリアされるものの、こぼれ球を拾ったFW大西がシュート。これがネットに突き刺さりリードを2点に広げる。
勢いの止まらない神戸U-15は、70分にもMF里見からFW大西、さらにMF藤本とつなぐと、最後はDF14森岡怜央がボールをゴールへと流し込み3点目。完全に試合の主導権を握る。
結局神戸U-15は前後半で計17本のシュートを打ち込み、守っては広島ジュニアユースにゴールを許さず3-0で完勝。攻撃陣と守備陣が見事に機能したチームは、第21回大会以来13年ぶり2度目の優勝を果たした。
(文・写真=風間久志)
▽高円宮杯 JFA 第34回全日本U-15サッカー選手権大会
高円宮杯 JFA 第34回全日本U-15サッカー選手権大会