9月21日、T2リーグ第16節、東海大高輪台vs駿台学園の一戦が東海大高輪台総合グラウンドで行われた。
現在T2リーグ暫定7位の東海大高輪台はここまで14試合を消化して、5勝7敗2引き分け、勝ち点17。上位進出のためには、一戦も負けられない状況だ。
対する駿台学園は15試合を消化して、8勝4敗3引き分け、勝ち点27で暫定3位に位置する。スピードとキープ力のあるFW佐々木裕太に良い形でボールを集めたい。
試合序盤、先に仕掛けたのは駿台学園だった。
左サイド深くまで突破した猪田光人が中にクロス。これをファーサイドの佐々木が頭で合わせてゴール。開始からわずか4分での鮮やかな先制点となった。
序盤の一瞬の隙を突かれる形となった東海大高輪台だが、前半15分、この日初めてのチャンスを迎える。
カウンターから、武市健太が中央を一気に攻め上がり、DFを引き付けたところで、渡邊夢大へラストパス。GKとの一対一を落ち着いて決め、これで試合は振り出しに戻る。
追いつかれた駿台学園だが、慌てることなく、その後も佐々木を起点に攻撃を仕掛ける。
前半19分、ペナルティーエリア内での佐々木の鋭い突破に東海大高輪台のDFがたまらず倒してしまいPKを得る。これを駿台学園・寺田祐太郎が左隅に決め再び勝ち越す。
同24分、駿台学園の勢いは止まらない。
6番からのスルーパスに反応した佐々木がDFを背負いながらシュート。これはGKがわずかに触り得点にはならなかったが、直後のコーナーキックに海野捷人が頭で合わせてネットを揺らし3点目。
1点を返したい東海大高輪台だが、駿台学園・佐々木をなかなか捉えきれず、後手に回る展開が続いていく。
同30分にもゴール前やや右でボールを受けた駿台学園・海野がDFを一人かわしてシュート。これがゴール左隅に突き刺さり4点目。
駿台学園が4対1とリードして前半を折り返す。