千葉西のMF鶴田蓮実(左)は巧みなテクニックを、千城台のMF長田侑己(右)は豊富な運動量を披露(写真=多田哲平)

 ボランチのMF9長田侑己(2年)はピッチを所狭しと動き回り攻守に奮闘。またDF16大塚仁尊(1年)は左サイドで豪快なドリブルを披露した。

 追加点こそ奪えなかったものの、千城台は最後まで相手にリズムを作らせないまま1-0で試合を終えた。

 勝利した選手たちは「ブラボー!」と喜び、健闘を称え合った。まさに見事な試合運びで県大会への切符を手にした。

 一方の千葉西は敗れはしたもののショートパスでの崩しを徹底した姿勢は称賛に値するものだった。プレスをかいくぐった時の攻撃は流麗で迫力十分。ボランチのMF7鶴田蓮実(2年)は優れたテクニックでパスを散らし、FW11中村真智(2年)は献身的に前線を動き回った。また3バックの中央を担ったDF5栗原舜平(2年)は守備を支えつつ、セットプレーとなれば高さを活かしてヘディングでゴールを狙った。

(文・写真=多田哲平)