千葉商のFW山本蒼太はポストプレーで献身した(写真=多田哲平)
後半立ち上がりも千葉東が優位に進める。45分、敵陣を抜け出したMF7百家丈翔(2年)がGKとの1対1を制して4点目を奪う。
その後は一進一退となるも、千葉商の反撃を凌いでいった千葉東は、後半アディショナルタイムの80+2分に追加点。左サイドからのパスに合わせて飛び出したMF9阿部航(2年)がGKの位置を見て冷静に決めた。
前半のCK3発から優勢にゲームを進めた千葉東が5-0の勝利。県大会への切符を手にした。
もっとも千葉商の健闘も目を見張った。DF13鈴木圭斗(1年)は相手のシュートに対して体を張り、DF4水野聡成(2年)は際どいロングシュートや推進力で攻撃をリード。またFW9山本蒼太(2年)はポストワークで貢献し、MF8佐々木秀和(1年)は豊富な運動量で攻守に奔走した。怪我で欠場中のGK1佐藤魁人(1年)がベンチから、コーチさながらの的確な指示を送って指揮を執っていたのも印象的だった。
(文・写真=多田哲平)