先制ゴールを決めた浜松開誠館のFW坂上輝(写真=多田哲平)
67分には、ディフェンスラインをFW11長太陽寛(3年)に破られると同点ゴールを決められた。
その後も札幌大谷にゲームを支配される展開が長く続いたが、それでも浜松開誠館は後半頭から途中出場のFW16山口莉生(3年)のスピードを活かしたシンプルな攻撃やMF22今井航(3年)の高精度のキックを軸に追加点を目指した。
その策が奏功したのが84分。ゴール前に飛び出した山口が、右サイドからのクロスに合わせて渾身のヘディング弾を見舞う。これがゴールネットを揺らし、浜松開誠館はリードを得る。
そして、そのまま試合はフィニッシュ。2-1で接戦を制した浜松開誠館は、昇格をかけて決定戦で昌平(埼玉)と対戦する。
浜松開誠館の青嶋文明監督は「裏に抜けるスピードのある選手を入れて、スペースに差し込むことで、相手が間延びするのを狙った」と山口投入の意図を語る。一方で、「後半になって相手が出てきたのに対処はできていたので、問題ないかなと思ったけど、セカンドボールを拾えず失点してしまったのが課題。1-0か2-0で終わらせなければいけない試合だった」と反省点も語った。
▽高円宮杯U-18サッカーリーグ2022プレミアリーグプレーオフ(参入戦)
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