所沢商・越生のMF中唯人(右)は高いキープ力を垣間見せた(写真=多田哲平)
44分にはゴール前でボールを持った原田が反転して左足を振り抜き追加点をゲット。48分には、左サイドで途中出場のMF19稲庭健仁(2年)のクロスにまたも原田が合わせて4点目を奪った。原田はこれでハットトリック。
そして56分に永野が左サイドから切り込んでミドルシュートを決めて5点目。60分には小林が左CKを直接ファーサイドのネットに決め込み6点目。
川越東のゴールラッシュは続く。70分、敵陣中央でパスを受けた稲庭がゴール右上に鮮やかなミドルを叩き込むと、それに続くように80分にはDF4剣持正翔(2年)が約30メートルほどのキャノンショットを豪快に撃ち込んだ。
そして後半アディショナルタイムの80+1分、永野からボールを預かった小林が左足のミドルシュートを決めて、ゴールショーを締め括った。
9-0で大勝した川越東は28日の3回戦で、山村国際と対戦する。
一方で所沢商・越生の合同チームは2回戦突破とはならなかったが、最後まで反撃の姿勢を忘れなかったのは素晴らしかった。終盤の75分以降は敵陣深くに何度も攻め込んだ。FW25横塚心輝(2年)は前線を動き回り、時には中盤まで下りて守備やゲームメイクもこなした。FW10高橋大和(1年)とMF8中唯人(1年)のテクニックもチームに欠かせなかった。
(文・写真=多田哲平)
▽令和4年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和4年度埼玉新人戦(新人選手権大会)