埼玉栄 vs 早大本庄(写真=佐藤亮太)
目立ったのは機動力。サイドから中央からと何度も攻めた。5-0、6-0でもおかしくない攻勢ぶりだった。しかし肝心な時のパスやシュートがどれもズレていた。
攻めても攻めても決まらない。そうなると個人技に走ってしまいがちになる。
この状況を感じていたGK1安達洸太(2年)が時折、厳しいコーチングを飛ばした。そのなか、後半中頃だったか「ワンタッチでやろうとしないでよ」と味方のひとりよがりなプレーを嘆いていた。
またMF10富田晴翔も盛んに声を出し、目を覚まさせようと必死だった。しかし変えられなかった。
歯車がかみ合わないまま、迎えた後半終盤。実は早大本庄の2選手が負傷のためピッチに出る時間帯があった。つまり11対9の数的有利でありながらも生かせなかった。
▽令和4年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和4年度埼玉新人戦(新人選手権大会)