鹿児島城西 vs 宮崎日大(写真=松尾祐希)

 リードを奪うと、その後も縦に速い仕掛けからチャンスを作っていく。積極的にシュートも放ち、アグレッシブな姿勢を崩さない。

 しかし、徐々に宮崎日大が盛り返され、粘り強い守備からボールを前に運ばれる場面が増加。ゴール前に侵入する回数が増えるが、身体を張った守備で得点は与えずに前半を終えた。

 迎えた後半も宮崎日大にボールを繋がれ、サイドから仕掛けられるシーンも増えてしまう。それでも、集中力を切らさずに横山輝人(2年)、内田輝空(2年)のCBコンビを中心に粘り強く対応。押し込まれてもピンチは招かず、うまくゲームをコントロールしながら時計の針を進めていく。

 終盤になっても隙を作らず、タフな守りで相手に得点を許さない。虎の子の1点を守り切った鹿児島城西は勝点3を掴み、20日から行なわれる決勝トーナメント進出を決めた。

(文・写真=松尾祐希)

▽令和4年度第44回九州高校U-17サッカー大会
令和4年度第44回九州高校U-17サッカー大会