大阪学院大高のFW下篠啓介は鋭い抜け出しから2得点(写真=多田哲平)

 2点のリードを奪った大阪学院大高がこのまま勝ち切るかと思われたが、しかし試合終盤に柳ヶ浦が意地を見せる。

 58分、敵陣左サイドで得たFKを橋本がゴール右に華麗に撃ち込むと、そのわずか1分後の59分にはFW11曽根虎大郎(新3年)のアグレッシブな仕掛けから最後はMF14八尋馳(新2年)がシュートを突き刺して、土壇場で同点に追いついてみせた。

 そのまま試合は2-2で終了。勝ち点1を分け合うことになった。

 柳ヶ浦の有門寿監督は「どちらかと言えば、よく追いついたという印象ですね」と振り返る。また「同じ失点が続いていて、ディフェンス陣の課題は明確。コーチングの質を高めて、もっと整備できる」と守備面の課題を語った。

 一方の大阪学院大高は、FKで反撃の狼煙をあげる失点を許したとあって、試合後にはセットプレー時の守備の確認をチーム全員で行っていたのが印象的だった。

(文・写真=多田哲平)

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