攻撃陣では「非常に特徴があってチームを引っ張れる選手」と指揮官が期待を寄せるのFW新田や、違いを生み出せる左のMF北野と右のMF10野村琉惺(3年)なども揃い、最後尾には昨年から守護神を務めるGK12谷口侑(3年)も存在感を放つ。
「一人一人が成長してくれて戦える集団に少しずつなってきた」という今年の3年生。能力的には決して高くないという事だが「当たり前のことを当たり前にやっていこうと、ずっと徹底してきたことで土台が積みあがってきた」と指揮官も彼らの努力を称える。
今年のテーマは「粘り強くゴールを守って、粘り強くゴールに向かう」。この試合ではそのテーマ通り、中々ゴールを奪えない展開にも焦れることなく粘り強くゴールをこじ開けた。
昨年のインターハイ予選では中央トーナメント2回戦まで勝ち上がり、0-1で敗れたもののプリンス関西1部を制した興國を苦しめた清風。今年も勝ち上がりを期待されるが、粘り強く戦いまずは初戦を突破。次戦の相手は2戦17発と勢いに乗る羽衣学園。「一戦必勝」で目の前の敵に立ち向かう清風との対戦は熱戦が期待できそうだ。
(文・写真=会田健司)
▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選